インターン概要
| 会社名 | プレジャーサポート株式会社 |
|---|---|
| 業種 | コンサルティング業 |
| インターン業務内容 | 福祉施設での商品発掘 ・商品販売 |
| 参加インターンデータ | 渡辺一史(大阪市立大学2年生) |
インドで掴んだ、「社会を良くしたい」という確かな思い
渡辺一史さん(大阪市立大学2年生)
きっかけはインドへの旅行でした。
渡辺君は高校時代からフェアトレードに興味を持ち、
大学に入ってからはボランティアサークルに所属していました。
2回生の夏には、フェアトレードについてさらに理解を深めるために、
インドへ2週間の旅行に行くことにします。
インドに行って感じたものは、「自分何してるんやろ・・・?」という不甲斐なさでした。
インドの貧困は、日本の貧困とはレベルが桁違いでした。
多くの人が路上での生活を強いられ、6歳くらいの幼い子供さえもが物乞いをする姿がありました。日本ではあり得ない光景に絶句し、世界ではこういった現実があることを今まで知らなかった自分、そしてこの現実に対して今まで何も行動を起こしていなかった自分。
もともと、「普通は嫌。どこか人と違った経験がしたい。」という気持ちを持っていた渡辺君。
そんな彼にこの出来事が多大な衝撃を与え、「少しでも社会をよくしたい」という強い想いを抱かせ、
行動へと駆り立てていきました。
そして、インドに行く前に知った「社会起業家」という人たちに、
自分も近づけるようになりたい!とプレジャーサポート株式会社でのインターンを決意します。
社長の熱意に共感して
「できるものなら、1日でも子供より長く生きたいんです。」
これは、障がい者の子供を持つ母親が、 プレジャーサポート株式会社の町社長に漏らした言葉です。
町社長は、
「一生懸命に働く人たちの目隠しを外し、皆が笑顔でゴールする喜びを共感したい。
自分が訪問した会社の風を変えるきっかけを与えるような存在になりたい。」
そんな想いをもとに、大阪でコンサルタント会社を経営されています。
そんな中、障がい者の子供を持つ母親からの声に心動かされ、
ある福祉施設との出会いから、障がい者支援の取組もはじまりました。
そして、障がい者の方の平均月給7,990円という現状を少しでも変えていこう!と、
点字名刺の販売や福祉施設で作っているお菓子の販売支援を行うようになります。
更に取組みを広げるために、インターンを受け入れることになりました。
そして、町社長の想いに共感し、今回そのインターン第一号として門を叩いたのが渡辺君でした。
「社会のために」が受け入れられない現実の厳しさ
彼に課せられた仕事は、「福祉施設を訪問して魅力的な商品を探し、その商品の販売方法を確立する」という内容でした。
最初、福祉には暗くて閉鎖的というネガティブなイメージしかありませんでした。
それでも、一度福祉施設を訪問してみると、そのイメージは一掃されました。
想像していたよりも一所懸命に細かい作業を繰り返す障がい者の方々の姿がありました。
なんとかしてこの人たちのために、役に立ちたい!そういう想いを強くしました。
しかし、そんなに道は平坦ではありませんでした。
1ヶ月に60件もの福祉施設に営業にまわっても、
1件も商品を提供してもらえませんでした。
「障がい者が社会に出るチャンスに、なんで協力してくれへんねん」と不満が膨らんでいきました。
そんな時、彼を励ましたのは、毎日の日報のコメント欄に書き込まれている町社長からのフィードバックでした。
自分のことを見守り応援してくれる人の存在、そして
「自分がやっていることは将来きっと障がい者の方の役に立つ」
という想い。
様々な人の気持ちに突き動かされ踏ん張り続けた結果、ようやく2件の福祉施設との取引が決まりました。
早速扱えることになったコーヒーとラスクのチラシを制作し、販売を開始しました。
しかし、ここでまた2つ目の壁にぶつかります。
せっかく扱えることになった商品も、全く売れなかったのです。
「障がいを持つ方が作った商品なら、善意で売れるだろう」と安易に考えていた渡辺君にとって、
またもや大きなショックとなりました。
「正直、市場を見くびっていた。」
後から振り返ると、客のニーズに応えるチラシが作れていない、
施設で商品をつくる障がい者の「想い」を表現することもできていない、課題が山積みでした。
しかし、そんなショックな出来事があった一方で、
この取組みに共感してくれた大手新聞社とのコラボレーションが実現することになります。
同社の空きスペースを利用して商品の販売を実施させてもらえることになったのです。
また、デザインを専攻する学生と連携したチラシの作成も始まるなどの成果を出すことができたのです。
自分が本気で向き合えるものに出会えた半年間
インターンを修了した渡辺君は、「今までの人生でこんなに本気で打ち込めるものはなかった」と
半年間を振り返ります。
2ヶ月近く成果の出ないしんどい状況にありながら、諦めず最後までやり通す精神力。
ただひたすらに動くだけではなく、常に目的意識を念頭に置いて行動する大切さ。
そして、自身のひたむきな行動により、町社長や父親、周りにいる沢山の人の行動や
自分に対する見方をプラスに変えることが出来たという影響力。
様々なことが詰まった半年間でした。
そして、社会起業家という仕事に関して、こう語ってくれました。
「社会起業家も他の職業も、“社会に貢献するために”存在している。
違いは、それが限定的な貢献なのか、社会全体への貢献なのかだと思う。
社会起業家は社会全体への貢献だからこそ、いろんな人を巻き込み
周りに協力してもらえるような力が必要なのではないかと感じています。」
このインターンを通して、予想以上に社会を変える道のりは長いことに気付いた渡辺君は、
今も町社長のもとで、取組みを拡大していくために活動を継続しています。
ボランティアスタッフの募集や販売会の実施、商品販売の交渉など、更に活動範囲を広げています。




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